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匠

「高気密・高断熱」換気のいい家に【家のメンテナンス】4

匠が物申す vol.37
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高気密・高断熱の弊害

シックハウス症候群が問題になった頃から室内の空気循環が必要なことが解明され、「高気密・高断熱」という言葉をほとんど耳にしなくなりました。

【ながら・加藤建築】高気密・高断熱
過剰な高気密・高断熱により室内は温室状態となり、壁面内部・クロスの裏側がカビたり、「ダニ」の温床になりその死骸がハウスダストになったこと、また、化学物質を含んだ建材から出るホルムアルデヒドが空気中に充満するなど、「高気密・高断熱」が原因になってアトピーやぜんそく、アレルギー反応が起こることが判明し、

ようやく正常に近い空気環境を作ることに意識が向くようになったのです。

実は建築法もこれをきっかけに改定されるなど印象に残っているにもかからわず表立たなくなりましたが、現在でも苦しんで見える方もいますので忘れてはいけないことだと感じている棟梁です。

 

目指せ!風通しのよい住まい

ながら・加藤建築で昔からずっと推奨してきたのは自然の材料を使った「風通しのよい住まい」。自然の素材を使い、土壁はもちろん、床も呼吸できるようにして、大きな窓で風や光を取り入れ、循環させています。家も呼吸が大切です、日々の簡単なメンテナンスの一番のポイントは、やっぱり「換気」なのです。
【ながら・加藤建築】高気密・高断熱

戸車の具合が悪く開きにくくなったガラス戸、虫が入ってくるからと使われていない破れた網戸…必要な換気が正常にできない状態でしたら、まずはここから対処する必要があります。

【ながら・加藤建築】高気密・高断熱

それともう一つ、

あまり「モノを置かない」こと。

昔の家が、今よりもきれいなのは、モノが少なかったからだと思います。どうしてもモノが多いと空気の循環が悪くなり、家を傷めてしまいます。埃も多くなりますし、掃除も大変です。埃が溜まれば、家にも住む人にも悪影響です。

【ながら・加藤建築】高気密・高断熱

ながら・加藤建築では、大きなクローゼットに備付収納をすすめることで、できるだけ家具を外に置かないようにオススメしています。クローゼットのなかに、ホームセンターなどにあるキャスター付きの衣装ケースを買ってきてうまく使えばいいと、お勧めしています。【ながら・加藤建築】高気密・高断熱

ベッドで寝る習慣が定着してきたことで押し入れの必要がなくなり、クローゼットが好まれています。お年寄りは引き戸が使い慣れている方が多いのですが、折れ戸は手前に折れてくるので、その分、スペースが必要なので部屋も実際にはその前にはモノを置けません。

実は、折れ戸のレールにも埃が溜まりやすいので、引き戸や襖がオススメなんです。土間や段差があることによるメリットや、障子や襖の気密性など、以前の記事『日本家屋はエコで健康』にも記していますので参考に読んでみてくださいね。


家とアレルギーに関しての記事もあります、詳しくはこちらからご覧ください。

 

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