建物は基礎と骨組み

家は買うものではなく、建てるもの

家を建てる施主さんと家を建てる棟梁が顔と力を合わせて建てるのが本当の家づくりです

匠

先人たちの知恵

匠が物申す vol.1
  • 大工の知恵
  • 木の話

【ながら加藤建築】先人の知恵

家大工(やだいく)による建築は、どうしても時間はかかります。年間2軒ほどしか手掛けられません。しかし、そのひとつひとつの工程において、大工の棟梁の長年の経験と知恵が、たっぷり盛り込まれています。材木の選び方、削り方、墨の付け方、組み方など、どれをとっても、数ヶ月でできるようになる技ではないんですよ!日本家屋の建築方法は、四季や気候など日本の風土に合ったものを、たくさんの臨床を重ねるなかで築いてきたものです。

そうなんです!大工仕事には、先人たちの
知恵と技術がいっぱい詰まっているのです!

日本の土地の7割が山林という恵まれた環境にも関わらず、家づくりに日本の木が使われにくいのは、非常に残念です。あ、この話については、また後日、ゆっくり熱く語りたいと思います(笑)。

 

削ろう会の話

大工はもちろん、家具職人、木工職人、大工道具を作る職人などが参加する鉋(かんな)での削り方の技をミクロの世界で競う「削ろう会」という会があるのを聞いたことありますか?
文字通り、鉋でどれだけ薄く幅広く長くきれいに削れるかを競う会で、名古屋から全国に広まりました。この鉋削りの技を伝承しようということで始まったイベントが「削ろう会」です。鉋(カンナ)で削る技術を競い合い技術ととのに、鉋を継承していきたいという想いもこめられています。今では一万人の会員がいるとも言われています。
ミクロの世界の競い合いは見ものですよ!

【ながら加藤建築】先人の知恵
ただ削ればいいのではなく、木目を読み、鉋の刃を砥ぎ、鉋台を調整して挑むんですが、この鉋台の調整が、また難しいんですよ。僕も12ミクロンという記録を出したことはありますが

何と、3ミクロンという記録を出した人もいます。

鉋屑を見せてもらいましたが、新聞が透けて見える薄さでした!どのぐらいすごいかと言われても、ちょっと、想像が難しいですよね?(笑)Web上にも動画がたくさんアップされています。「削ろう会」一度、ぜひご覧になってみてください。

ちなみに、僕らは親方(棟梁)からは

「ハエがすべって転ぶぐらいに削れ!」

と言われてきました。こうやって手の鉋で仕上げた木は、頬ずりできるほど、つるつるのピカピカです。本当に薄くきれいに削り上げた木の表面は、水滴を落とすと染み込まずに、転がるほどなめらかになるものなのです。このような大工のこだわりについて、時々お伝えしていきます。お楽しみに!

 

大黒柱と土壁のある日本家屋がわかる本

大工の棟梁が心意気で配る、思いの詰まった小冊子!

匠が物申す

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匠が物申す!

日本家屋・木造住宅の大工「棟梁」として

現代の住宅事情が抱える実はという問題や
これから起こるかもしれない様々な局面を

日本の風土や気候に合った「日本家屋の棟梁」 だから話せるそんなお話をまとめたシリーズ 「匠が物申す!」
日本家屋の基礎にある「棟と梁」「大黒柱」「土壁」

ようやく見直され始めた「日本のものづくり」
「大工仕事」の観点から分かり易く解説していきます。