建物は基礎と骨組み

家は買うものではなく、建てるもの

家を建てる施主さんと家を建てる棟梁が顔と力を合わせて建てるのが本当の家づくりです

匠

家のこと勉強していますか?

匠が物申す vol.16
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家は買う時代。文字通り、家は「買う」のです。

【ながら加藤建築】家の勉強していますか?

一生に一度の買物にも拘らず、家を「建てる」という感覚が日本の文化から無くなりつつあり現在の主流は建売住宅、分譲住宅など。少し前まで、注文住宅、木造住宅、オーダーハウスとオリジナルが好まれた時期もありましたが、コストダウンされた今までの様々なノウハウを取り入れた機能的住宅を買い、そこに自分たちのライフスタイルを収めていくのが一般的のようです。

家を建てる。家を買う。あなたはどちらですか?

子育て世代やこれから妊活して新しい家族をと考える頃、テレビで聞いたメーカーさんに頼んだり住宅展示場、建売住宅を観に行ってローンなどの説明を聞決めたり

予算の折り合いがついて納得したら
「できた家」を買うのが主流。

きっと、いろいろと勉強して購入するのですから、「家を買うこと」は悪くないのです。でも、「きっと一生に一度の買い物」なのです。

ではなぜ?
家を建てなくなってしまったのでしょう?

 

「建てる」と「買う」の分岐点

「家を建てる」という選択肢

先記の通り、家を買う多くは「子育て世代やこれから妊活して新しい家族をと考える世代」が主流。子どもを産む前に建てるか、子どもを産んでひと段落して子供を育てることに向き合う時期が多いようです。

住宅ローンを考えると25年~30年が普通、一家の大黒柱も若いうちにと考えるからですね。そんな世代が意識するのが「定年60歳」。逆算してと30歳~40歳までに決断を!と考えるからですね。皆さんの多くは「若いうちの苦労を買っている」のです。

 


 

「家を買う」という選択肢

そうと決まれば理想の我が家…と「理想」「希望」「夢」が溢れはじめます。理想に合うのはどちらと「木造住宅」か「鉄筋コンクリート」…次に耐震性、耐久性…構造や建材などのことを気にし始める。どうせなら「注文住宅」「オーダーハウス」などを検討し始め…この時に「現実」に直面します。

結局、予算と理想の折り合いをつける選択肢が「チラシ」や「TV」、「インターネット」など1パックになった手に届きやすい価格帯の「建売住宅」なのです。たくさんの情報を知ることができる分、実際の構造やこれからの人生設計などと今欲しいと思う家を見た目だけで買ってしまっているのではないかと思うのです。家を建てることをあきらめて、「家を買う」のではないのでしょうか?

そうです、こだわることはお金がかかるのです。

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【棟梁コラム一方、時間もお金もかけてでもという方がいる事実
呼吸する床」のコンテンツでお伝えしたように、基礎工事の方法は、どんどん変わっています。建てる土地の地盤によりますが、地面全体を覆うようにビニールシートを敷き、その上にコンクリートを全面に流し込むベタ基礎が主流になりつつあります。
ところが、そうではない、石場建て(礎石建て)で家を建てる工務店さんもあります。礎石の上に柱を置いて建てる従来工法で昔ながらの社寺建築と同じ方法です。石の上に柱が乗っているだけということに驚かれる方も多いのですが柱や屋根が重い分、加重がしっかりかかるので倒れたりずれたりすることはありません。今の建築基準法の下で、この、直接、礎石の上に柱を立てる「石場建て」で建築するのは困難になっています。まず、建築申請しても許可が下りにくいのです。聞くところによると、許可が下りるのに、なんと1年もかかるそうです。
通常は約1週間もあれば許可が下りるのに、ですよ。確認申請を通すには、技術が必要なんです。礎石の加重計算など設計士さんにも知識がいるのです。とはいっても、「どうしても昔ながらの工法で建てたい!」という施主さんがいらっしゃる限り、がんばって建てようとする大工さんも設計士さんも必ず残っていくでしょう。

 


 

 

結局、家は買うしかない???

家は家族の未来を乗せた乗り換えできないもの

車のように買って壊れたら考えればいいという考えで住宅を購入したらどうなるでしょう?家を買うということは土地の上に建った建物を購入することになります。動くことのない財産が「家であり土地の不動産」ですから、自分たちが別の場所に移り変わるかまた資金を作って建て替えることでしかできないのです。トラブルは買った住宅メーカーさんか専門の業者さんに相談し来てもらうしかない、建売したメーカーがリコールなんて絶対にないのです。

車のように何年か周期で買い替えられない、家族全員の未来と自分の老後を乗せる大切なもの、それが「家」なのです。

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生涯「ランニングコスト」。30年でトータル安?

少し前に「シックハウス症候群」が話題になりました。ホルムアルデヒドやハウスダストによる「ひどい健康被害」…医療費や住宅ローンとの板挟みで、生活費もままならずリフォームをあきらめる方、自分ならまだしも生まれた我が子だったらと考えると諦めもつきません。

「欠陥工事の補修でも保障後で言いくるめられる」「住宅メーカーが倒産してない」「担当者が退職してしまいたらい回しにされてしまう」など、

結果として莫大な修繕費がかかる、住んでみないとわからないことも

やはりたくさんあるのです。

こんなことは稀な話かもしれませんが、絶対にないとは言えないのです。実際にこれも結果として「家にかかるランニングコスト」になってしまうのです。

「買った家」の中身を見ることはなかなかできませんが、「建てる家」は時間を作って、工事中の我が家を見られ、構造、工事の様子、携わった職人さんの顔も見ることができます、それだけで安心ですよね。住宅購入前にきちんと30年間に家にかかる費用を算出することで、コストダウンした分で「本当に理想の家を建てる」こともできるかもしれません。

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もっと「家」や「建築」についてしるということ

だからこそ必要な「知る」という選択肢

こういう流れを見ていると、僕はつくづく、「家を買う人、建てる人」は、もっと勉強して欲しいと思います。もっと「家」や「建築」について知って欲しいのです。

例えば、僕のような大工が建てる和風建築、日本家屋、木造住宅も知らなければ「選択肢」のなかに入りません。なんとなくテレビで見て聞いたことのある大手メーカーさんの名前がなじんでいたり、住宅展示場を見回って、そこで決めてしまうということもあるでしょう。知っている範囲で、人は選ぶものですから。でも、考えてみてください。家はご自身がこれから毎日暮らす場所です。

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健康にいい家?工法のメリット・デメリットは?

よく勉強しないまま、「買う」のと、何かどう違うのかを勉強して「建てる」のとではきっと、手に入れる「家」は違うはずです。そして、その後の人生が、まったく違ってくると思いませんか?

昔は、家を建てるのに、何年も何年も勉強しました。これこそ、柱を一年に一本ずつ集めるような方もいました。今のような住宅ローンなどもなくコツコツとお金を貯めてから買うのが一般的だったのでみなさん、時間をかけて家の知識を得ることができたのです。今は、若いうちに家を建てる人が増えて勉強する時間があまりないまま家を買ってしまうので、勉強する時間が無いのかもしれません。

それでも、数年だとしても、本当に納得の家を建てるならこういった基礎工事のこと、建築方法のこと、素材のこといろいろ学んでみることを、お勧めします。きっと、本当に心地のいい家が建てられます。

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ご相談・お見積り無料!お気軽にご相談ください。

「ながら・加藤建築」はご希望に対するリスクもコストも事前に説明し、施主様と共に家を建てていきます。引き渡し後も一生涯のアフターフォローをお約束します。年一度の訪問、壁の塗り替え時期のアドバイスから手配、その他家にまつわる諸事はすべてバックアップ。選択肢はここにもあるのです。ご相談、お待ちしております。

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